P1最初のページ
⚠️ 注意事項
ここから先は物語の結末(エンディング)となります。
ゲームマスター(GM)の指示があるまで、クリックして先へ進まないでください。
◆ 1. 犯人投票の結果 ◆
先ほどの「犯人投票」の結果によって、これからの展開が変わります。
あなたたちのテーブルの結末を、以下から1つだけ選んでください。
GM専用
GMの裏処理
【操作】ここがWeb版の1ページ目です。卓上での犯人投票を集計し終えてから、GMが結果に応じて下のボタンを押してください。
【A】マカロンが最多票だったとき。
【B】マカロン以外が最多票だったとき、または票が割れて決まらなかったとき。
【操作】各ページの右上にページ番号(P1/P2-Aなど)が入っています。読み間違いが起きたときは、この番号で位置を確認してください。
【凡例】GM専用枠の中は2色に分かれています。
赤い枠(PLへ読み上げ)=そのまま声に出して読む箇所。
緑の枠(GMの裏処理)=GMだけが把握しておく判定・操作。読み上げません。
P2-A分岐A:マカロン最多票
GM専用
GMの裏処理
【マカロンの処遇】 時間目安:最大5分(このあとの状況整理と合わせて20分程度)
この下の本文を、そのまま画面で読み合わせてください。
◆ 犯人投票:マカロン最多票 ◆
読み合わせ:マカロン最多票
みんなの意見を整理した結果「一番怪しい人物」として指名を受けたマカロンは押し黙ってしまった。
ブレッド
あのコンバットナイフはそれまでに使った形跡がなかったよな。殺意を持った誰かが持ちこんだんだと思う。
ノエル
そうなると、キャンディには無理じゃないですか。キャンディは山小屋に入る前にマカロンにコートを貸してしまったから、隠せる場所がないんですよ。
キャンディ
それなら犯人には動機があったはずだと思うの。あのご老人が恨みを買っていそうな話なら、何があったかしら。
マカロン
待ってよ、みんな。あのおじいさんが誰かから恨まれていたのだとすれば、それはぼく以外の人にも可能性があると思う…………………。
ブレッド
とにかく、おれは一人で行動していた時間が少ないんだ。おれにはどうしてもできないぞ。
キャンディ
多分、花瓶が割れたのは犯行の時よ。その音、みんな聞いたわよね? だとしたらブレッドには無理だとあたしも思うわ。
ブレッド
確実に鍵を開けるチャンスがあったのは、最初に寝室に入ったキャンディとマカロンだけなんだよな。
ノエル
でも、キャンディじゃないとすれば? わたしにもできません。わたしは年長の男性が苦手なんです。触れないから、もし刺せたとしても、ベッドの上に移動させられません。
キャンディ
寝室の窓は内側からしか開けられないものだったけれど、それは鍵がかかっていた場合の話ね。
そこまで聞いたマカロンは観念したようにため息をつき、力なく笑った。
マカロン
あはは。もうだめだね。もう言い逃れできないや。
そうだよ。ぼくが殺した。ルールを破ってごめんね、みんな。
でもね、信じて。ぼくはおじいさんがお父さんとお母さんの仇だと知って、確かにナイフを準備したけれど、復讐しようかどうかはすごく迷っていた。
寝室に入ってまだ迷っていたら、おじいさんが後ろから襲いかかってきたんだ。揉み合ううちに刺してしまった。
本当なの。信じてよ・・・・・・。
一気に話したマカロンが悲しそうに目を伏せた時、外から一際強い風の音が響き、ダイニングの窓が揺れた。
ブレッド
そうだな。そっちの話し合いが疎かになっていた。
キャンディ
一旦、全員のために「この状況」についても意見をまとめるべきね。
【 マカロンの処遇について 】
※ ここで「マカロンを許すかどうか」を最大5分間で話し合ってください。
方針が決まりましたら、次へ進んでください。
GM専用
PLへ読み上げ
「ここから、マカロンをどう扱うかについて話し合っていただきます。選択肢は2つです。
・許す
・許さない
最大5分ほど時間を取りますので、全員で意見を出し合ってください。方針が決まったら、教えてくださいね。」
GMの裏処理
【この選択が効く場所】この先、物語の結末を決める場面で全員の意見を集める工程があります。そこでマカロンの意見を一票として数えるかどうかが、ここでの結論で決まります。
【判定】「許す」=結末を決める場面でマカロンの意見も一票として数える。「許さない」=マカロンの意見は数えない(発言そのものは自由にさせて構いません)。
【重要】この仕組みは、いまPLに説明しないでください。読み上げでは「許す」「許さない」という選択肢の名前だけを出します。先に効果を明かすと結論が打算的になり、没入が薄れます。
【操作】画面のボタンは全員で1つを押す形式です。誰の意見を数えるかはGMが口頭で処理し、人数の多い側の結末をGMが選んでください。
【操作】方針が決まったら、下の「次へ進む」を押してください。
P3-A分岐A
◆ 状況の整理 ◆
GM専用
PLへ読み上げ
「……では、一度、今の状況を整理してみましょう。この山小屋で、いったい何が起きているのか。そして、どうしてこんなことになっているのか。」
「みなさんで自由に話し合ってください。“何が真実なのか”を、一緒に探していきましょう。それでは——今の状況について、話し合ってください。」
GMの裏処理
5分ほど様子を見ながら、PLが「過去にタイムスリップした」という結論に近づくよう軽く補助してください。すでに状況を把握しており話し合う必要がなさそうであれば、そのまま結論を聞いても構いません。
【 状況の整理 】
※ 続けて最大5分間、今の状況を整理してください。
P4-A分岐A
◆ 燃料の特定 ◆
GM専用
GMの裏処理
🔒 PLが「過去にタイムスリップした」と結論付けたら、以下を読み上げてください。結論が出ていない場合は、もう少し話し合いを続けてください。
PLへ読み上げ
「どうやら、そのようです。しかし、そうなると、吹雪がやんでも隠れ家には戻れないのでしょうか? いいえ、この時代に飛んでこれたということは、戻れる方法もあるはずです。」
「もし、タイムマシンがあるのだとしたら——『何を燃料にして動いている』のでしょう? 次はそれを話し合ってください。ここまでに取得した手がかりの中から、『これが燃料だと思うもの』を1つ選び、GMに宣言してください。」
「この話し合いには、全員に参加権があります。」
GMの裏処理
正解:荷台(ガレージのソリ)のオーナメント。
【判定】正解が選ばれたら、下の「次へ進む」から次の読み合わせへ進んでください。
2回外した場合、以下のヒントを順に出してください。
ヒント1「ガレージの荷台に、この山小屋には不釣り合いなほど古いものがありませんでしたか?」
ヒント2「クリスマスツリーに飾られているものと、同じ種類のものです。」
3回目でも出ない場合は「実は荷台のオーナメントでした」と明かし、次へ進んでください。
【 燃料の特定 】
※ タイムマシンは何を燃料にして動いているのでしょうか。
手がかりの中から「燃料だと思うもの」を、GMに宣言してください。
P2-B分岐B:犯人不特定
GM専用
GMの裏処理
【ナレーション】 時間目安:5分
【判定】ナレーション中、GMは拘束された人を1人指名し、その人だけ一言、自由に発言してもらってください。
【判定】票が割れて誰も拘束されていない場合は、最多票を集めた人(同数なら任意の1人)を指名してください。
◆ 犯人投票:犯人不特定 ◆
ナレーション
みんなの意見を整理しても、誰が犯人なのかはっきりしませんでした。
指名を受けた者がいても本人は否定し、実際に『誰かが犯人だ』と言うには決め手に欠けていたのです。
もしかして、誰が犯人と言うことはなく、全然別の結論があるのだろうか?
(※GMの指示に従い、疑いをかけられた人は一言自由に発言してください)
場の空気は膠着し、話し合いが迷走しそうになった時——外から一際強い風の音が響き、ダイニングの窓が揺れました。
思えば、吹雪がまだ止んでいません。自分たちはこれからどうしたらいいのか。
その話し合いが、疎かになっていたことに一同は気が付いたのです。
そこでひとまず、誰かが疑われているとしても、そのことについては脇に置き、全員のために『この状況』について意見をまとめるべきだと考えました。
P3-B分岐B
◆ 状況の整理 ◆
GM専用
PLへ読み上げ
「ここからは、『今の状況』について話し合っていただきます。このあと、最大5分間、自由に意見を出し合ってください。
なお、先ほど犯人と投票された(キャラクター名)さんの投票権はございませんが、話し合いには参加できます。」
「皆さんはひとまず、『今の状況』について考えをまとめることにしました。」
「これから最大5分間の話し合いで、今の状況について議論を行い、意見をまとめてください。」
GMの裏処理
時間目安:このあとの状況整理から燃料の特定までで15分程度。
【 状況の整理 】
※ 最大5分間で、今の状況を整理してください。
まとまりましたら、次へ進んでください。
P4-B分岐B
◆ 燃料の特定 ◆
GM専用
GMの裏処理
🔒 PLが「過去にタイムスリップした」と結論付けたら、以下を読み上げてください。結論が出ていない場合は、もう少し話し合いを続けてください。
PLへ読み上げ
「どうやら、そのようです。しかし、そうなると、吹雪がやんでも隠れ家には戻れないのでしょうか? いいえ、この時代に飛んでこれたということは、戻れる方法もあるはずです。」
「もし、タイムマシンがあるのだとしたら——『何を燃料にして動いている』のでしょう? 次はそれを話し合ってください。ここまでに取得した手がかりの中から、『これが燃料だと思うもの』を1つ選び、GMに宣言してください。」
「この話し合いには、全員に参加権があります。」
GMの裏処理
正解:荷台(ガレージのソリ)のオーナメント。
【判定】正解が選ばれたら、下の「次へ進む」から次の読み合わせへ進んでください。
2回外した場合、以下のヒントを順に出してください。
ヒント1「ガレージの荷台に、この山小屋には不釣り合いなほど古いものがありませんでしたか?」
ヒント2「クリスマスツリーに飾られているものと、同じ種類のものです。」
3回目でも出ない場合は「実は荷台のオーナメントでした」と明かし、次へ進んでください。
【 燃料の特定 】
※ タイムマシンは何を燃料にして動いているのでしょうか。
手がかりの中から「燃料だと思うもの」を、GMに宣言してください。
P5-A分岐A
◆ 2. タイムスリップの選択 ◆
読み合わせ:ガレージにて A
マカロン
ガレージのソリにあったオーナメント・・・・・・!
察しをつけた一同はガレージに向かった。
大きなソリを前に話をしていると、突然、何処からか音が鳴った。
どうやらソリに付属のパネルからのようだ。
???
やあ、ギャングの諸君。殺人事件の犯人は見つかったかな?
パネルから発せられた機械音声にみんなが驚いた。
チキンレッグ(GM)
そう警戒しないでくれ。私の名前はチキンレッグ・キルナー。その山小屋の主だよ。と言っても私はその死体より過去の私でありつつ、君たちの代わりに飛ばされてしまった未来から話しているんだけれどね。
チキンレッグ(GM)
やあ、君がマカロンくんかな? 君には申し訳ないことをした。聞きたくないかもしれないが、謝らせてほしい。・・・・・・すべてのこと、本当にすまなかった。
一同が唖然とするなか、機械音声は続ける。
チキンレッグ(GM)
君たちは因果律だとかパラレルワールドという言葉は知っているかな? 私は過去に科学者としての好奇心を優先し、残虐な実験を行ったことを後悔してタイムマシンの制作に着手した。
過去を変えられないかと思ったんだ。しかし、それは無意味だった。理論上、生き物の生死に関わることは変更できないようなんだ。そこを変えてもパラレルワールドが発生するだけらしい。
何を言えばいいのか、何も言うべきではないのか。目の前に起きていることに戸惑い、押し黙る一同を相手にチキンレッグは続ける。
チキンレッグ(GM)
ともすれば、それは私自身の生死についても言えるようだった。私の作成したタイムマシンは山小屋そのもの。そして、転移先にある山小屋と入れ替われる仕組みになっている。
だからね? 私は今、本来君たちのいた時代にいるんだよ。そして、庭が殺風景になっていることに気付いた。そこには私のトナカイたちはいなくて、墓石があるばかりじゃないか!
ノエル
わたしたちと逆ですね。こちらは急に馬小屋みたいなものが現れてびっくりしたんですけれど・・・・・。
チキンレッグ(GM)
とにかく私はそれで墓石をよく確認し、未来の自分からのメッセージを見つけて、庭に埋められていた「未来の日記帳」 に辿り着いた。
だから、今、起きていることを把握できている。私は君たちにとっての今日、マカロンくんに殺される運命にあった。これは曲げることのできない話だったんだよ。
マカロン
ぼく・・・・・・あなたに襲われたんです。それで揉み合いになって・・・・・
チキンレッグ(GM)
その言葉が聞きたかった。どうにも、私は確実に殺されるために君を襲うらしい。だから「君に殺された」 と言っても半ば自殺のようなものだった。巻き込んで申し訳ないが、世界を分岐させたくなかったんだ。
チキンレッグ(GM)
すまないな。詳しく解説してあげたいのだが、あまり時間がないんだ。ただ、その上でどうか一つ頼まれてほしいことがある。
チキンレッグ(GM)
察しがついているかもしれないが、タイムマシンの燃料はソリに積んである「オーナメント」なんだ。君たちの元には今後の私が用意する量がある。どうやらそれはちょうど30年分らしい。
今からさらに10年前にさかのぼって、クリスマスの夜に10歳の誕生日を迎える私の娘にプレゼントを届けてほしいんだ。
チキンレッグ(GM)
私は元々今日、そうするつもりだった。だから私の手元には10年分の燃料しかない。私が起点となってタイムマシンを動かしても本来の時代に戻れるだけだ。
タイムマシンの燃料はデリケートでね、寒さに弱い。外に置くなんてことはしないでくれ。だからもう君たちにお願いするしかない。
チキンレッグ(GM)
私には昔、内縁の妻がいたのさ。妻の名前はワイン・クロフォード。娘の名前はシャンメリーだよ。
チキンレッグ(GM)
捨てたつもりだった。父親らしいことは何もできていない。だけれど、タイムマシンは生死に関わる事柄には干渉できないが、そうじゃないなら歴史にも触れるらしいんだ。
子ども時代の娘に罪滅ぼしがしたかった。頼むよ。もう通信が切れてしまう。この頼まれごとを受けてもらっても帰りの燃料はぎりぎりで足りるはずだ。
私の手元にある分では子ども時代の娘に会えないんだ。靴下に金貨を入れて、プレゼントしてあげて・・・・・・・・。
老人の言葉は途切れ、パネルは静かになった。しかし、その画面には麓の町のとある住所が表示されている。
GM専用
PLへ読み上げ
「……これで、チキンレッグからの通信は途絶えました。静まり返ったガレージの中に、雪の降る音だけが、かすかに聞こえています。」
「——彼の最後の言葉、覚えていますか? 『子ども時代の娘にプレゼントを届けてほしい』と。ここから先は、あなたたち自身の選択です。これから、どうしますか?」
「ひとつは……さらに10年前に戻って、老人の頼みを聞く道。もうひとつは……10年後の元の時代へ帰る道。どちらを選ぶかで、物語の行き先が変わります。……。」
「それではここで、どちらの未来を選ぶかを投票で決めます。
1. 老人の頼みを聞く
2. 元の時代に戻る
どちらか一つを選び、挙手か指差しで教えてください。」
GMの裏処理
【判定】老人の頼みを聞く → 下の緑のボタン(10年前に戻る)。元の時代へ帰る → 赤のボタン。投票結果に従ってGMが押してください。
⚠️ 【重要】必ず全員で話し合って決定してください
ここから先はテーブル全体で1つの未来を選びます。
個人で別々のボタンを押すと進行が壊れてしまうため、
必ず全員の合意を得てから、代表者(または全員せーの)で進んでください。
P5-B分岐B
◆ 2. タイムスリップの選択 ◆
読み合わせ:ガレージにて B
察しをつけた一同はガレージに向かった。
大きなソリを前に話をしていると、突然、何処からか音が鳴った。どうやらソリに付属のパネルからのようだ。
???
やあ、ギャングの諸君。殺人事件の犯人は見つかったかな?
パネルから発せられた機械音声にみんな、固まった。
???
見つかっていないだろうね? だって私は自殺したようなのだから。
マカロンがはっとした表情で息をのんだ。
キャンディが問い掛けると機械音声は答えた。
チキンレッグ(GM)
私の名前はチキンレッグ・キルナー。その山小屋の主だよ。と言っても私はその死体より過去の私でありつつ、君たちの代わりに飛ばされてしまった未来から話しているんだけれどね。
一同が顔を見合わせていると、チキンレッグと名乗った声は続けた。
チキンレッグ(GM)
私の自殺についてはいいだろう。とりあえず、私の作成したタイムマシンは山小屋そのものなんだ。そして、転移先にあった山小屋と入れ替われる仕組みになっている。
ブレッド
なんなんだ。なんだかすごくややこしいぞ・・・・・・?
チキンレッグ(GM)
だからね? 私は今、本来君たちのいた時代にいるんだよ。そして、庭が殺風景になっていることに気付いた。そこには私のトナカイたちはいなくて、墓石があるばかりじゃないか!
ノエル
わたしたちと逆ですね。こちらは急に馬小屋みたいなものが現れてびっくりしたんですけれど・・・・・
チキンレッグ(GM)
すまないな。詳しく解説したいところだが、あまり時間がない。とにかく私はそれで墓石をよく確認し、未来の自分からのメッセージを見つけて、庭に埋められていた「未来の日記帳」に辿り着いた。
だから君たちの状況は分かっているつもりなんだ! その上で、急いで一つ頼まれてくれないかな?
マカロン
よく分からないけれど・・・・・・・頼みってなに?
チキンレッグ(GM)
察しがついているかもしれないが、タイムマシンの燃料はソリに積んである「オーナメント」なんだ。君たちの元には、今後の私が用意する量がある。どうやらそれはちょうど30年分らしい。
チキンレッグ(GM)
今からさらに10年前にさかのぼって、クリスマスの夜に10歳の誕生日を迎える私の娘にプレゼントを届けてほしいんだ。
チキンレッグ(GM)
私は元々今日、そうするつもりだった。だから私の手元には10年分の燃料しかない。私が起点となってタイムマシンを動かしても本来の時代に戻れるだけだ。
タイムマシンの燃料はデリケートでね、寒さに弱い。外に置くなんてことはしないでくれ。だからもう君たちにお願いするしかない。
ノエル
待ってください。「私の娘」って…………………。
チキンレッグ(GM)
私には昔、内縁の妻がいたんだ。妻の名前はワイン・クロフォード。娘の名前はシャンメリーだよ。
チキンレッグ(GM)
捨てたつもりだった。父親らしいことは何もできていない。子ども時代の娘に罪滅ぼしをしたいと思ってタイムマシンを完成させたんだ。
もう通信が切れてしまう。この頼まれごとを受けてもらっても帰りの燃料はぎりぎりで持つはず。靴下に金貨を入れて、プレゼントしてあげてほしいんだ。あとは頼んだよ。
その言葉を最後にパネルは静かになった。しかし、その画面には麓の町のとある住所が表示されている。
GM専用
PLへ読み上げ
「……これで、チキンレッグからの通信は途絶えました。静まり返ったガレージの中に、雪の降る音だけが、かすかに聞こえています。」
「——彼の最後の言葉、覚えていますか? 『子ども時代の娘にプレゼントを届けてほしい』と。ここから先は、あなたたち自身の選択です。これから、どうしますか?」
「ひとつは……さらに10年前に戻って、老人の頼みを聞く道。もうひとつは……10年後の元の時代へ帰る道。どちらを選ぶかで、物語の行き先が変わります。……。」
「それではここで、どちらの未来を選ぶかを投票で決めます。
1. 老人の頼みを聞く
2. 元の時代に戻る
どちらか一つを選び、挙手か指差しで教えてください。」
GMの裏処理
【判定】老人の頼みを聞く → 下の緑のボタン(10年前に戻る)。元の時代へ帰る → 赤のボタン。投票結果に従ってGMが押してください。
⚠️ 【重要】必ず全員で話し合って決定してください
ここから先はテーブル全体で1つの未来を選びます。
個人で別々のボタンを押すと進行が壊れてしまうため、
必ず全員の合意を得てから、代表者(または全員せーの)で進んでください。
P6-過去過去へ行くルート
GM専用
GMの裏処理
【アクション選択】 時間目安:5〜10分
この下の本文を画面で読み合わせたあと、下記の読み上げに進んでください。
◆ 3. タイムスリップ決行 ◆
読み合わせ:プレゼント大作戦
キャンディ
こうなっちゃ仕方ないわ! 10年前に戻るわよ!
全員がうなずき、ソリの操縦盤を操作した。
荷台にあったオーナメントを抱えてダイニングに戻る。クリスマスツリーから透明なオーナメントを外して、付け替えを行う。
ダイニングで待機すること、数分間……………。
やがて、サンタ型の時計が光り輝く。
いつかのようなサイレンの音が響き渡り、窓の外は鮮やかな光に包まれた。山小屋全体が大きく震動している。
すべてが収まった後、窓の外の天気は快晴の星空となっていた。
ノエル
トナカイを使いましょう。あの大きなソリ、そのまま乗れませんかね?
ブレッド
あれ、タイムマシンの一部だろ? 壊したらまずいぜ?
キャンディ
帰りはのんびりになってもいいから、ソリを出しちゃいましょ
四人はガレージからソリを出し、それを10年前でまだ若い二頭のトナカイに結び付けて、雪山をくだることにした。
ソリの準備中にマカロンが言う。
ノエル
サンタさんの服ですか? 寒さ対策にいいかもしれませんね
ノエル
大きめなので二人一つでひざかけにしましょうよ。
ソリの操縦方法など知らないが、準備を整え終えると、二頭のトナカイは待っていたかのようにすいすいと雪山を降りてくれた。
降り立った雪山の入り口にて四人は再度、会話を交わす。
ブレッド
そういえば、荷台にはロープもあったな。念のために持っていこうぜ!
何かに使えるかもしれねぇ!
マカロン
誰かを縛るようなことにはならないといいんだけれど。
ノエル
それは当たり前でしょ!あと、金貨も忘れないようにしないといけませんね。
キャンディ
おじいさんには「靴下に入れて」と言われたけれど、その辺は出たところで勝負していいかしら。あたしに任せてほしいわね。
あとは、シャンメリーの家まで走ろう。
一行は、住所を頼りに古そうな一軒家に辿り着いた。
キャンディ
それくらいは予想できていたわ! それでもその方が侵入しやすそうじゃない?
ノエル
ああ、いや・・・・・・そうとも限らないかもしれません。
困ったように言うノエルの手元に一同は目を向ける。
ノエルは玄関の扉をピッキングしたようだが、内側にもチェーンがついていたようだ。これでは侵入は難しい。
ブレッド
ここ、シャンメリーの家なんだろ。おれ、扉とか窓とか壊すのは嫌だぜ。誰かが起きてきても困るし。
マカロン
あと、他に入れそうな場所?うーん、あれはどう?
マカロンが指をさしたのは、星空に向かって口を広げている細長い煙突だった。
マカロン
でも、高いところにあるよねぇ………………。
ブレッド
そうだな。でも、おれたちなら上手くやれそうな気がしてきたぞ。作戦会議しようぜ!
ブレッドの提案で、一同はあらためて話をすることになった。
【 侵入作戦会議 】
どうやって中に入りますか?
静かな夜です。音を立てずに、慎重に行動してください。
各自の「特技」や「持ち物」を活かして、
家の中に侵入する方法を話し合ってください。
★ 全員の行動方針が決まったら、GMに報告してください。
正解の発表があった後、次のページへ進んでください。
GM専用
PLへ読み上げ
「……では、皆さん。住所を頼りに、4人はついに目的の一軒家へとたどり着きました。月明かりに照らされた家は、少し古びていて、どこか懐かしい温もりを感じます。」
「——さて、ここからが“プレゼント大作戦”の本番です。どうやって中に入りますか? 静かな夜です。音を立てずに、慎重に行動してください。それぞれ、思いついた方法を話し合ってください。」
GMの裏処理
正解の行動(誘導用)
ブレッド:壁を登って上からロープを落とす
ノエル:狭い煙突から家の中に侵入する
マカロン:暗い家の中でシャンメリーの部屋を探す
キャンディ:サンタに変装してシャンメリーに金貨を贈る
PLへ読み上げ
「……なるほど。では、正解の行動を発表します。
ブレッド:壁を登る/ノエル:煙突に侵入する/マカロン:暗闇の中を探す/キャンディ:サンタに変装して金貨を贈る。
——全員、見事に正解です。」
GMの裏処理
【演出】ここでサンタ衣装の小道具があればキャンディに手渡してください。小道具がない場合は言葉だけで演出しても構いません。
🔒 サンタ衣装の小道具を用意している場合のみ、以下を読み上げてください。用意がない場合は読み飛ばして構いません。
PLへ読み上げ
「……キャンディさん。あなたには、これを渡しましょう。サンタの衣装です。それを身にまとい、プレゼントを届けてください。……シャンメリーを起こさないように静かにですよ? では、作戦を実行しましょう。」
GMの裏処理
この会議に判定失敗はありません。異なる案が出ても受け止めた上で、上の4つに着地するよう誘導してください。
P7-過去過去へ行くルート
◆ 作戦決行 ◆
読み合わせ:作戦決行
ブレッドはロープを身体に巻きつけ、家の壁をよじのぼり始めた。そして、屋根に辿り着いた時点で自分の身体に巻いていたロープをほどき、下におろす。
下ろされたロープを掴み、煙突まで辿り着いたノエルは躊躇せずにその中に入っていった。しばらくして、内側のチェーンが外され、玄関が開く。
マカロン
部屋を見つけてくればいいんだよね? ぼくの仕事だね
キャンディ
ちょっと待って。あたしも一緒に行くわ。マカロンは先導して?
足を踏み出そうとしたマカロンをキャンディが引き留める。
マカロンが振り向くと、そこには白いひげをたくわえたサンタクロースがいた。
キャンディ
赤いコートが二つあったでしょ? 一つを着る用にして、もう一つは綿を抜いてひげにしたの! 髪は邪魔だからポニーテールにして帽子の中に隠しちゃったわ。どう、サンタさんに見える?
その時、屋根からブレッドも降りてきた
ブレッド
おい、サンタがいるじゃねぇか。なぁ、おれもついていってこっそり様子が見たい。
ノエル
え、なら、わたしも! シャンメリーの姿も見たいですし。
マカロンを先頭に、一同は静かに家の中に侵入した。
P8-過去過去へ行くルート
GM専用
GMの裏処理
【エンディング】
シャンメリーや飲み物を用意しておくと、読み上げの余韻が出て盛り上がります。
◆ 星の瞬く夜 ◆
読み合わせ:星の瞬く夜
暗い室内。今夜は満天の星空だが、月は細く夜の闇は深い。
そこは隙間風が吹き込む寒い部屋だったが、マカロンはそこが「子ども部屋」だと見抜き、身振りと手振りだけでキャンディにそれを伝えた。
キャンディは静かに部屋に入る。他のメンバーは扉の前でその様子を見守っている。簡素なベッドの上で薄めの毛布にくるまり、一人の少女が眠っていた。
ベッドの柵にさがっている靴下は空っぽだ。
少女がこれまでに何回、プレゼントを期待して靴下をさげたのかは分からない。ただ、その中に贈り物が入れられたことは一度もなかったのではないだろうか。
なにせ、この部屋には一つとして玩具らしいものも、美しいものも、書籍も綺麗な洋服なども何も見当たらないのだから。
キャンディはつい、眠っていた彼女の頭をなでると、つとめて低い声でささやいた。
少女の目が開く。そして、視界の中に赤いコートに口髭の老人の姿を認めると、その目をさらに大きくまるくした。
老人に扮したキャンディは目を細めて微笑んだ。
キャンディ
いつもいい子にしているね。ずっと見ていたよ。今日は君にご褒美を持ってきたんだ。
そして、小さな袋を彼女の空っぽな靴下の上でひっくり返した。
中からたくさんの金貨がこぼれおち、靴下の中を満たしていく。
シャンメリー(GM)
うわぁ! きれい!! 嘘、本当にサンタさんなの?
キャンディは笑顔で一度、自分の両手を合わせてみせた。そして、次に手を離した時、その場にはたくさんのカラフルなシロツメクサが舞った。
その光景はさながら魔法のようで、少女はすっかり興奮した様子となる。
キャンディ
これからも君のことを見ているよ。だから、どんな時でも希望を失わないでね。君はいい子だよ。
暗い室内でもその瞳に明るい光が灯されたことが分かった。
キャンディ
じゃあ、トナカイを待たせているから、これで。
扉の前で待機していた他のメンバーは、慌てて壁の裏に身を隠す。
戻ってきたキャンディは、黙ったまま、笑顔で親指を立ててみせた。
他のメンバーも同じようにグッドサインを返すと、素早くシャンメリーの家を後にした。
シャンメリーの家を出た後、一行はいそいそと山の麓に戻った。
ソリの準備をしながら、ブレッドが言う。
ブレッド
おい、キャンディ、あのシロツメクサはなんだったんだ?
キャンディ
ああ、寝室に落ちていたじゃない? 来る時にこっそり拾って手元にしのばせておいたのよ。
マカロン
魔法みたいだったよ! あれはシャンメリーにとってすごく素敵な思い出になったんじゃないかな。
キャンディ
まぁね? これがあたしの力量ってものよ。
ブレッドの言葉に一同は笑い、ノエルが返す。
そのうちに四人は山小屋に帰りつき、再度、クリスマスツリーのオーナメントを付け替え、ソリの操縦盤を操作した。
ブレッド
燃料ギリギリだって聞いていたけれど、帰れるかな?
マカロン
ぼくたちなら大丈夫。サンタ・クロック、予約OK。
少しの時間を置いて、サイレンの音が響く。
さて、燃料は足りるのだろうか?
ギャングチーム 「ジングルベル」のメンバーは、無事に元の時代のクリスマスイブに戻ってきていた。
戻ってきてみると、山小屋の墓の裏には穴が掘られており、その中から「遺書」が見つかった。
一同は遺書をダイニングのテーブルに置いた後、山小屋を後にし、警察に匿名で通報を入れた。これできちんと老人の死体は弔われることだろう。
ようやく帰りついた隠れ家でキャンディが脱力した。
キャンディ
あーあ、なんだったのかしら。疲れたわねぇ
ブレッド
でも、おれはなかなか楽しかったぜ。不思議な体験をしたな。
マカロン
でもこれで、きっと明日の新聞も 「ホワイト・クローバー」の社長が貧しい子どもたちにプレゼントを配ったというニュースで飾られていると思う。
マカロンの言葉に、キャンディも何処か満足げに微笑んだ。
キャンディ
キラキラした目であたしのこと、見てたもの。
やがて、隠れ家の時計が0時を指す。クリスマスがやってきた。
ノエル
そういえば、おじいさんの家に「置いて行こうね」と話していたクリスマスカードはどうしたんですか?
マカロン
キャンディのコートのポケットの中だ。今も入れっぱなしだよ。
ブレッド
コートはちゃんと回収してきたんだろ?どれどれ、ちゃんとあるな。
キャンディ
えーと「有り余る財宝をお持ちのあなたへ。たまには未来への投資もいかが?ジングルベル、ここに参上」ですって。
泥棒に入る前にキャンディが書いたカードの内容に、ブレッドが吹き出し、ノエルとマカロンも笑った。
ノエル
ねぇ、わたしたち、もっと良いこともできるんじゃないですか?
ブレッド
ちょっとだけ付き合えよ。実は酒のボトルがあるんだ。
ノエル
ああ、それって、毎年匿名で何処からか届くやつですよね。
キャンディ
ええ「親愛なる友へ」というメッセージとクローバーのスタンプつきでね。
マカロン
もう! いいの!? ぼくたちさ、ここはギャングの隠れ家なのに場所もバレバレで!
キャンディ
いいんじゃない? あたしたちに嫌なことをする人からじゃないってことは分かっているんだから。
ブレッド
そのうち、堂々と正面からお礼を言いに行きたいな。
キャンディ
そうね。明日から何をしようか、話し合うのはそれからでもいいんじゃない?
マカロン
うん。分かった。じゃあ、みんなで・・・・・・
その後、彼等がどのように過ごしたのかはまた別のお話。
すべての人にメリークリスマス。
P6-未来元の時代へ帰るルート
◆ 3. タイムスリップ決行(未来へ) ◆
読み合わせ:帰るわよ!
キャンディ
あんなおじいさんの言うこと、信用できないわ! 帰るわよ!
一同は老人の頼みを聞かず、10年後に帰ることにした。
ソリの操縦盤に触れた際、再度パネルに光が灯った。
チキンレッグ(GM)
君たちはそういう結論を出すか。私の力不足で申し訳ない思いだ。
今、因果律が少し変わってしまったのが分かるよ。
それでも影響は最低限にとどめる。君たちが無事に元の世界に戻れるように祈っているよ。
キャンディ
しょんぼりしたことを言うもんじゃないわ! あたしたちは、あなたにもまだできることがあると思っているの!
ブレッド
因果律だかなんだか知らねぇけれど、おれはきっと色々大丈夫な予感がするんだ。
ノエル
わたしはみんなのことを信じます。仲間ですからね。
マカロン
おじいさん、お願いを聞けなかったことはごめんね。
通信が途絶えたのか、パネルは自然と光を失った。
P7-未来元の時代へ帰るルート
GM専用
GMの裏処理
この読み合わせが終わればENDです。最終エンディングを読み上げて感想戦へ進んでください。
◆ ある聖夜の出来事 ◆
読み合わせ:ある聖夜の出来事
ギャングチーム 「ジングルベル」のメンバーは、元の時代のクリスマスイブに戻ってこられた。
戻ってきてみると、山小屋の墓の裏には穴が掘られており、その中から「老人の遺書」が見つかった。
一同は少し迷ったものの、遺書をダイニングのテーブルに置いてから山小屋を後にし、警察に匿名で通報を入れることにした。これできちんと老人の死体は弔われることだろう。ようやく帰りついた隠れ家でブレッドが脱力した。
ブレッド
ふー、いったいなんだったんだろうな。手に入れた分の金貨には見合わない働きだったかも。
その時、隠れ家の時計が0時を指す。クリスマスがやってきた。
隠れ家の奥から、アルコールのボトルを手にシャンメリーが現れる。
シャンメリー(GM)
お帰り、みんな。クリスマスに間に合わないかと思っていたよ。
シャンメリー(GM)
どうしたの? お化けでもみたような顔をして。
シャンメリー(GM)
なんだよ、急にみんな? どっきりかなにか? 会社ってなんのこと?
キャンディ
あなた、だって、みんなに希望を分けたいって・・・・・・。自分がサンタに会ったことがあるからって…………
その場に突如現れたシャンメリーは一度きょとんとしたあと、小さく吹き出しておかしそうに続けた。
シャンメリー(GM)
本当にどうしたの?みんな、寝ぼけているのかい? サンタなんているわけないじゃないか。
ノエル
ああ、歴史が変わったんですか…………………?
マカロン
シャンメリー、会えたのは嬉しいけれど・・・・・・。
シャンメリー(GM)
いい加減、しつこいよ、みんな。そんなことより乾杯しようよ? クリスマスの夜だよ? この世にサンタなんていないかもしれないけれどさ、私たちは仲間でしょ? 仲間がいるなんて素晴らしいことだと思っているよ!
そう言いながら、シャンメリーは楽しそうに人数分のグラスにお酒を注いだ。
シャンメリー(GM)
今後も沢山、悪いことをしようよ。私たちならなんでもできるよ!
シャンメリー以外の一同は、最初は複雑そうな顔をしていたが、やがてグラスを手に取る。
ノエル
今後も誰一人、欠けることなくやっていきましょうか。
ブレッド
いいんだよ、おれ、みんなのこと好きだぜ? みんなだってそうだろ?
シャンメリー(GM)
じゃあ、私が音頭をとるね。今年もみんなで迎えたクリスマスに・・・・・・
その後、彼等がどのように過ごしたのかはまた別のお話。すべての人にメリークリスマス。
END共通エンディング
……これで、本当に最後のシーンです。
物語は終わり、雪も静かに止みました。
笑いあり、涙ありの“聖夜”を一緒に過ごしてくださって、
ありがとうございました。
マーダーミステリー『SANTA・CLOCK』
これにて終幕です。
Merry Christmas
どうぞ、素敵な夜をお過ごしください 🎄🕯️
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読み上げ後、感想戦(真相解説)へ進んでください。
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